203人が本棚に入れています
本棚に追加
捺さんはタキシード姿から一転、
カジュアルな服装に着替え、
バスルームから出て来た。
「哲・・・バスルームに置いて来たタキシードをクリーニングに出しておいてくれ」
「分かった。
それよりもルームサービス来てるわよ。
捺」
「そうか・・・」
私はソファに座り、
二人の様子を伺う。
阿吽の呼吸でコンビネーションは抜群だった。
「留奈、
朝食食べるぞ」
「はい」
私は捺さんの声に弾かれ、
ルームサービスが用意されたダイニングテーブルへと移動した。
哲子さんが捺さんのそばに歩み寄って来た。
最初のコメントを投稿しよう!