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「捺君は若いのに仕事だ出来て、
素敵な男性だと思うわ」
捺さんは猫を被っている所があるから、
好印象なのは仕方がない。
2時間ぐらいお喋りして、
部屋に戻ったのは17時過ぎ。
リビングで寛いでいると17時半過ぎに捺さんが濱部社長と連れて帰宅した。
「これやるよ」
捺さんは私に小さな優勝カップをくれた。
「コンペ優勝したんですか?」
「これは参加賞だよ。
留奈さん」
「参加賞??」
「今日の捺のスコアは最悪だった。
そうだな・・・捺」
「うるせぇよ」
全面硝子から見える東京の風景は夕映えに染まっていた。
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