(10)新たな物語

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「高校卒業までは待てない。 俺はお前を誰にも奪われたくから…結婚を急いだ!」 彼の独占欲からか・・・ 「俺はお前がスキだ。 今の俺が在るのはお前のおかげだ。 でも、 お前は父親である藤ヶ谷社長のコトを…完全に心も手に入るまで入籍はしないし、 寝室も別だ」 「捺・・・さん!?」 彼は独占欲をちらつかせ、 私に惚れた振りをしているだけ。 貴方には哲子さんが居るんでしょ? 言葉にして言いそうになった。
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