(10)新たな物語

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私は捺さんのコトが分からなくなった。 強引に結婚させられ、 カラダも無理矢理奪われるのかと思ったけど、 彼は私に心の整理をする時間を与えてくれた。 哲子さんのコトが心に引っ掛かるけど、神の御前において永遠の愛を誓った以上、 彼とに真っ向から向き合おうと思う。 彼の言う愛が嘘か真か・・・ それはこれからのお話ーーー・・・ 彼はGパンにブランドのロゴ入りの長Tシャツに着替え、 玄関先で待つ私の元に来た。 「待たせたな」 「いえ」 夕食は彼が言うマンションの近所にある蕎麦屋さん。 御曹司である彼には庶民的な一面もあった。 互いに何も知らないまま結婚した私達。 こうして私は捺さんのコトを一つ一つ知っていくんだろうなぁ。 (新婚編1)に続く
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