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私は捺さんのコトが分からなくなった。
強引に結婚させられ、
カラダも無理矢理奪われるのかと思ったけど、
彼は私に心の整理をする時間を与えてくれた。
哲子さんのコトが心に引っ掛かるけど、神の御前において永遠の愛を誓った以上、
彼とに真っ向から向き合おうと思う。
彼の言う愛が嘘か真か・・・
それはこれからのお話ーーー・・・
彼はGパンにブランドのロゴ入りの長Tシャツに着替え、
玄関先で待つ私の元に来た。
「待たせたな」
「いえ」
夕食は彼が言うマンションの近所にある蕎麦屋さん。
御曹司である彼には庶民的な一面もあった。
互いに何も知らないまま結婚した私達。
こうして私は捺さんのコトを一つ一つ知っていくんだろうなぁ。
(新婚編1)に続く
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