《結婚編2》(6)妻としてのレクチャー

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お継母さんのお話はどれも男女の恋愛の駆け引きを知らない私には参考になった。 でも、 参考になってもいざ実践は難しいかもしれない。 二人でお喋りしていたら、 オーダーしたケーキとコーヒーのセットが運ばれて来た。 目の前に置かれたコーヒーからは香ばしい匂いが漂う。 「食べよっか?」 「うん」 私とお継母さん・・・血は繋がっていないけど。 本当の親子だと思っている。 実の子の維月と分け隔てなく育ててくれたんだもん。 「美味しい」 私のケーキはスフレケーキ、 お継母さんのケーキはモンブラン。 二人で半分ずつフォークで切り分けて、 互いのお皿にケーキを乗せて二種類の味を堪能した。 お父さんが急に余所余所しくなった私と接するようななった時期に、 二人は再会した。
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