第1章

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「こんにちは、はじめまして私進藤幸って言います、精次さん宜しくね」 「…イエ…俺は基本的に自分の自宅に」 グリッと足を踏まれる、踏んだ人物糞親父を睨み付けようとするがピクピクッと眉をしかめる程度で押さえる。 何故ならば、ヒラヒラとした可愛らしい服が見えたからだ、ここで泣かれてはことだ。 「あっ、ヒカルちゃんとご挨拶しなさい」 「ふぁい…しんようヒカルてす」 片手をピッシリと挙げてにっこり満面の笑みを見せる。 その笑顔は向日葵の様に大きく眩しく暖かい… 「ヒカルたゃん偉いなちゃんとご挨拶出来て」 「エヘヘッ、ヒカルえらい」 「あぁ、いい子だヒカルちゃん」 ヨシヨシとヒカルの頭を撫でる父親に呆れる、激甘で吐き気がしそうだ。
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