第1章

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毎年行くレストランに俺達は入店しヒカルの為に子供用の椅子を用意する、メニューをペラペラとめくり俺は自分の好きな食べ物をチョイスするが、少女の顔は困惑そうにまメニュー表を凝視している。 「…ヒカルちゃんの好きな食べ物は何」 「んーとネっラーメンにハンバーガにポテト」 少女の言葉に幸さんが真っ赤な顔をして俯く、そんな親心を知らないで少女はニコニコ顔でパスタを指差す。 「これ美味しそう」 「んーっ、ヒカルちゃんはミートパスタだね、デザートもあるけれど何がいいかなぁ」 んーっとーっと足をバタバタとしながらもコレと笑顔で言う、それはかなり甘そうなチョコパフェ大盛りだ。 俺は聞くだけで気持ち悪い感覚に襲われる。
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