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「ありがとうございます、宜しくお願い致しますね、ほらっヒカルも」
「よろしくおねがいしま~す」
にっこりと笑顔で頭を下げるその時に運ばれてきたスープをヒカルに掛かりそうになる。
「ヒカルーっ座れ」
「ーっ」
ビックリしたのかヒカルがストンッと座るヒカルの瞳には大量の涙が浮かぶ、不味いと思ったがもう既に遅い。
「う…うえーんっ」
「ヒカルーっ大丈夫よ、お兄ちゃんはあなたを思って怒鳴ったのよ、吃驚したのよね、でも大丈夫だからね」
ヒクヒクッと泣くがヒカルが小さく頷く、と子供用の椅子からヒカルが手を伸ばす、今年から小学校に上がるにしては小さな体に小さな手だがそれを一生懸命俺に向かって手を伸ばす。
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