出会いは宝物

4/20
前へ
/95ページ
次へ
「っ、ぁ、あっ!」  頭の奥が白く弾け、同時に体中を走った快楽に、張りつめていた下半身が慎也の手中で弾けた。 「まじかよ、首噛んだらイクんだ?」 「う……」 「たまんねえわ、あんた」  足が震えて今にも崩れそうだった恭一を、慎也はベッドに投げる。抵抗する暇もなくのしかかられ、今度は首を舐められる。 「い、っ、んっ」 「声噛むな、他には聞こえないんだから」 「君には、聞こえるっ」 「だから、聞かせろって言ってんだけど」 「あっ! いや、だ」 「はっ。今更強情」  薄く笑った慎也は恭一のシャツの前を一気にはだけると、無理やりたくしあげ、頭の上で腕を束ねて手首で結んだ。軽い拘束に呆然としながらも、恭一は喉を鳴らす。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

235人が本棚に入れています
本棚に追加