序章

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まるで蝶のようだと思った彼女を捕まえておくなんて簡単なことではないかも。けど彼女は僕だけのアゲハ蝶だ。ひらりひらりと羽ばたく彼女をこの手の中に閉じ込めておけるのかな。 そしていつか、彼女にも僕を捕まえたいと思ってもらえるだろうか…なんて願いを込めて彼女の手を取る自分の手に力を込めた          完
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