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聖とドライブに出たり、釣りに行ったり、こんなに楽しいなんて知らなかった。 妻もそうだったが、ゲームの時間を持たせてはくれなかったのに、聖はその時間さえ共有してくれるのだ。 裸で抱き合えば気持ち良くなれて、そばにいれば楽しい。 こんな状況で、良いのかと時折不安になるのは、仕方ない事だ。 聖とは、もう布団を何度も共にして、前のように快楽をくれる。 俺も自分なりに、聖を受け入れるために風呂場で良く指を使い具合悪くなる手前まで触るようになった。 まだ怖いけど、本気で聖を中へと欲しいって思ったんだ。 無理はするなと言ってくれても、男同志の最終段階を踏んでいない俺は、なんて未熟なんだろうって思うし最近ネットでもホモとかゲイとか見るとついつい見ちゃうし、気になるしゲームの中では、ふざけて良く好きだの何だのとやってたけど、それすら気になる。 逆に聖は全く気にならないのか、外を歩く時でも手を繋ごうとするし少し困惑してるのは確かでその事について確認はした事が無い。 俺みたいに世捨て人を彼氏に持つ聖はすごく苦労してそうだとは思っていたが、偶然今回・・・聖の会社から呼び出しがあった。 企画していた物をプログラム出来るかの、話し合いだから、聖は参加しない のだが打診は聖から来るんだが。 自分の居ない会議だから、無理しなくていいとは言われたけど少しでも役立つならと承諾し、そして聖の居ない会議へと出向く事となってる。 前回のアレがあるため、今回は絶対に触らないと約束までしてくれたのに断る訳には行かなかったから、俺なりにパソコンを用意して支度は万端で、時間的にも昼頃だと言うのでタクシーの手配もしなくてはと、俺は携帯で、予約を入れる。 聖も得意先周りとかで、殆ど居ないと聞いているから、実質独りでの出勤になる。 予約車が到着し俺は、これから会社へと向かうのだ。 「お久しぶりですね」 俺の事を知っていてくれる運転手、年齢は50代位で運転手さんにしては若い部類なのかな? 「サンラインドビルへお願いします。」 そのビルに、会社が入っているのでそう告げればしっかりと会社前まで連れて行ってくれた。 いつも通り、ウイッグもコンタクトも装備しているモサイ感じのまま、受付に声をかけた。
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