俺はこんなに可愛いい魔法少女のハズがないッ!

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「今日も皆星(かいせい)市の平和と クリエイター達の創作意欲は守られた! みんな!応援ありがとうっ!」と言うと、 格好よく仲間たちと共に退場して行った… 「うん。ヒーローは格好良いよ!最高だっ!」 感慨深く、皆星(かいせい)市のご当地ヒーロー 皆星戦隊エブリ☆スター・ショーに瞳を輝かせる 男の名前は、飛鳥カケルと言った。 チビッ子達に混じっているが、大学生。 ご当地ヒーローを含め古今東西のヒーローマニア であるカケルは、休日になると住宅展示場や 地元のイベントに登場するヒーローおっかけ として、有意義な休日を過ごす。 ご当地ヒーローは乱立しているので 地元だけに限定して応援している。 「今日のリーダーの人は良かったな。 初夏の暑さを感じさせないキレがあった!」 ご当地ヒーローコミュニティサイトに 「今日のエブリ☆スターはリーダーに キレがあり、最高っ!!」と書き込む。 「うぇーん。風船がぁー(T0T)」 近くで女の子の鳴き声が聞こえた。 カケルは女の子の近くに行き、手にしていた 風船を女の子にそっと差し出す。 「あげるよ」と、平然として言いながら。 「わぁ!ありがとう!お兄さんっ!」 女の子から感謝されると共に、母親からも 「すみませんねー」と言われる。 「あっ、良いですよ。これくらい」 当前の事のように振る舞うカケル。
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