一回裏 …錦戸編

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(……ちっ、俺としたことがサードゴロとは情けない!) 気を沈めながら、眼鏡のブリッジを中指で押し上げてマスクを装着した。 キャプテンの郷田が掛け声をかけて俺以外のナインが呼応する。 俺はそれを見届けると、ゆっくりとしゃがみ込んだ。
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