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敦子を見るとまるで願い事をお願いするように手を合わせて目を瞑っている。
純平「なんか願い事?」
敦子「内緒。こういうのって口に出しちゃいけないんだって。本に書いてあった」
純平「ふぇ~。つーかさ、星ってなんなんだろうな」
敦子「う~ん……星は~」
斗真「星のひとつひとつが世界、なんだと」
するとそこにもう1人、青年が現れた。左手には緑色のクォーツが埋め込まれたブレスレットを着けている。
名前は【秋築 斗真】。
敦子「斗真」
斗真「星の数ほど光があって光の数ほど心がある。そんで心の数だけ人がいれば、その数だけ世界がある。オレ達のいるこの聖地も星の1つにすぎないんだとさ」
純平「な~に爺臭いこと言ってんだよ」
敦子「似合わないセリフだね」
斗真「たまにはマスターみたいなことも言ってみたいもんだしねぇ~!」
斗真は敦子の隣に腰掛けた。そして同じように星空を見上げた。
敦子「みんなも見てるかな?」
純平「もしかしたらここに来るかも」
斗真「しれないよねぇ~♪」
そんな会話を弾ませていれば、自ずとメンバーはそこに集まってくる。
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