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しばらくそこに滞在して約1時間。他愛ない話や修練について、今後の進路についてを話ていた。
そして時刻は就寝の時間に差し掛かる。
純平「さて、そろそろ戻るか」
敦子「そうだね」
切り出したのは純平。それに賛同する敦子は立ち上がりそれに次々と続いていく。
斗真「あぁ~あ、明日からまた修練の日々が続くんだろうな」
敦子「不満?」
斗真「そうじゃないけど」
純平「どうせ外の星に行ってみたいとかそう言うことだろ?」
優子「でも確かにその気持ちは分かるかな」
斗真「だろだろ? オレ達の実力なら充分やっていけっと思うんだよ」
佳祐「あまり自分の力を過信し過ぎるなよ」
次々とGARDENへと戻っていく。その時、何かを感じた由紀だけは足を止めて星空を眺めた。
龍夜「どうした?」
由紀「あ、ううん。何でもない」
それを告げると龍夜は再び歩き出した。由紀は星空から目を離して再び歩きだす。
由紀「星が…、泣いてた?」
不安と嫌な予感が過るなか、みんなに追い付こうと小走りになる。
これがこの聖地で見る
最後の星空だと言うことを
これが七人の最後の休息だと言うことを
そして
これから始まる戦いの予兆だと言うことを、この時は誰も知らなかった。
To be continued
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