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「七瀬さん、営業支援部を外されることに
なると噂が」
「それは違うだろ‥‥」
「営業は、みちるやの顔だからトラブルは
困ると言ってる人がいるみたいで。
現に七瀬さんの席がないんです」
俺は島を見回した
「誰が?」
「‥‥守屋執行役員です」
「‥‥‥」
「浅賀さん、大丈夫ですか?」
「ああ、何とかしないとな‥‥
林、ありがとう。また、連絡する」
俺は笑顔で林の肩をポンと叩いた
「な、なんですか!?優しい言葉と
その爽やかな笑顔。気味悪いですよ」
「ハハハッ、俺の笑顔は希少だぞ」
まだ、冗談が言える自分にホッとした
俺は林に手を上げ、島村常務の待つ
あずま亭に向かった
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