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『裕太、またドラマの出演決まったんだって?おめでとう!!』
『ありがとう、羅夢。また自分の夢に一歩踏み出すことができたよ。』
天てれを卒業して数年の月日が流れていた。
私たちはてれび戦士の頃から付き合っており、お互いの夢のため別れたのだが…私がニューヨークの帰国してからまた交際を始め、今は遠距離恋愛をしながらこうやって連絡を取りながら会っている。
『凄いなぁ、裕太は…TVに沢山出てるからもう人気者じゃない。』
『そんなことはないさ。俺なんてまだまだ…もっと上の高みを目指さないと。』
『でも…裕太が他の女の子と一緒にいるのは嫌かも…』
『えっ?』
『ご…ごめん!!今のは忘れて!!』
しまった…なんでそんなわがままなことを言うのよ。
裕太を困らせちゃ駄目なのに!!
そのとき、裕太は私を抱き締めてキスをした。
何度も何度もキスをして、最後はとても長くて息が苦しくなりそうだ。
『羅夢…僕はずっと羅夢のことしか見ていないから安心して。』
『えっ?』
『羅夢と別れたとき、物凄く後悔したんだ。もし、羅夢が違う人の側にいることを考えるだけで嫌になりそうになる。それだけ俺は羅夢にほれているんだ。』
『裕太。』
『羅夢からそんな言葉が出てくるなんて思わなかったけど、すげぇ嬉しい。それだけ、俺のことを思ってくれていたんだね。』
そう言って、裕太は私の頭を優しくポンポンしてくれた。
『馬鹿!!こっちは出会った頃から惚れてるんだからね!!裕太の思いはとてもおおきいんだから!!』
『ありがとう、俺もだよ。』
これから先、なにかあっても私は裕太のことを何度も思い続ける…それだけ、私は裕太に恋い焦がれているから。
♪何度も何度も君を想って
何度も何度も夢を描いた
言葉にできないI lovin' you
まだこの胸に溢れているの
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