天てれ小説

ムカつくけど…好き

『崚行の馬鹿！！また仕事サボったんや！！』

『うるさい！！このたらこ唇！！』

『なんやて、このナルシスト！！』

『朱里ちゃん、いいの？喧嘩止めなくて？』

『大丈夫だよ、延命ちゃん。これがあの二人はいつもこれだから、すぐに仲直りするよ。』

俺が好きになったやつは…新人の頃からずっと側にいて、口がうるさくてムカつくやつだけど…明るく元気で、歌も上手くて、皆のムードメーカー的存在な女の子…それが鎮西寿々歌だ。

『もう！！これだから、あんたは…次はちゃんとやってや。』

『へぇーい。分かってますよ。』

『ほんまに？うちはこれから、仕事やからもう行くで。』

ここまで、てれび戦士を続けられたのは
寿々歌のおかげだ。
あいつがいたから俺は頑張れる…そんなやつが愛しく感じたのはこの頃最近だ。
この思いは、まだ伝えない…俺が一人前な男になるまで俺は寿々歌とは同期として支えていく。
どんなことがあってもあいつを守る…それが俺の決めたことだ。

♪it’s alright　ooh ooh ooh ooh?君がいるからがんばれる　Oh?It’s alright　ooh ooh ooh ooh?ムカつくけれど大好きさ　Oh