第1話 遠き日

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「もう戻ってこれないかもしれません。これからは一人の力で強く生き抜いてください」 「ああ、頑張ってみる。今まで僕を助けてくれてありがとう」 「わ・・・私も、ありがとう」 黒髪に 似合わない大きな眼鏡の 彼女が立ち去っていく。 「待って、ずっとお姉ちゃんが好きだった」
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