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「で、お前らはここで何をするつもりだ?お前らも同窓会に参加するのか?」
「俺達はその同窓会を盗聴するんです」
栗原は悪びれる素振りを見せず、堂々と答えた。
「と、盗聴!!?」
「高性能の指向アンテナも取り付けたので安心してください。桐生社長」
栗原は俺に盗聴受信機を渡した。
俺は耳にイヤホンを差し込む。
「一体何の為に留奈ちゃんの同窓会を盗聴するんだ?」
「臨也君が留奈夫人のコトを想っているらしいです」
「リンが想ってると言っても…留奈ちゃんは捺のコトを。
二人の仲が気になるんだったら、同窓会に参加するなと言えよ。捺。盗聴なんてバレたら、留奈ちゃん怒るぞ」
「トーマお前はあっちに行けっ!お前の声で聞えない!!」
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