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「臨也お坊ちゃま、お隣の濱部社長から電話が入っております」
メイド服姿の使用人がリンを呼びにテラスに出て来た。
「濱部社長が俺に??何だろう・・・」
「お隣の家って濱部社長の家なの??」
「え、あ・・・うん。お前も濱部社長のコト知ってるのか?」
「あ・・・捺さんの友人で彼は捺さんの教育係と言うか・・・」
「教育係?へぇー。ちょっと出て来るわ」
リンは大広間の中に戻って行った。
テラスは中庭に続いていた。私は気晴らしに、中庭を散策する。
リン達のお隣の家が濱部社長宅とは。
「!?」
椿ちゃんと俊也さんが中庭にある噴水の前に居た。
私は茂みに隠れて二人の様子を見守った。
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