951人が本棚に入れています
本棚に追加
「私、俊也さんのコトが大好きです!!お付き合いしてください」
「椿様のお父様は弁護士。
俺の父親は『桐生家』の執事です。
俺自身も桐生社長のSPで・・・身分が違い過ぎます」
「俊也さんは、私のコト嫌いですか?」
身分違いで断ろうとする俊也さんに椿ちゃんが迫った。
「嫌いではありませんよ。留奈様も大切なお友達ですし。可愛いと思っています・・・」
「嫌いじゃないなら…まずはお友達になって下さい」
「友達ですか・・・」
まずは友達からか・・・
私と捺さんはいきなり夫婦から始まった。
私達も友達から始めた方が…良かったかもしれない。
私は途中で退散して、テラスに戻った。
「何処に行ってたの?」
「な、捺さん!!?」
リンの隣には思いがけない相手が立っていた。
バツの悪そうな顔で捺さんは私を見ている。
最初のコメントを投稿しよう!