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捺さんは設楽さんと一緒にリビングで仕事をしていた。
自分の書斎ではパソコンの速度が遅く苛々するらしい。
「どうぞ」と二人に眠気覚ましのコーヒーを出した。
「お気遣いありがとうございます。奥様」
設楽さんの奥様と呼ぶ響きには未だにエロさを感じる私。
彼にキスされたのは捺さんに内緒。
「ついでに小腹が空いた何か作ってくれ。留奈」
「あ、はい・・・」
捺さんに頼まれると邪険には出来ず、寧ろ嬉しくなる。
喜んで、捺さん達にサンドイッチを作った。
ビジネスに関してはずぶの素人。
二人の会話には口を挟めなかった。
「サンドイッチ出来ました。食べて下さい、捺さん、設楽さん」
「少し休憩しましょう。社長」
「そうだな」
捺さんは私の作った卵サンドに頬張った。
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