(29)同窓会

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********** 捺さんは設楽さんと一緒にリビングで仕事をしていた。 自分の書斎ではパソコンの速度が遅く苛々するらしい。 「どうぞ」と二人に眠気覚ましのコーヒーを出した。 「お気遣いありがとうございます。奥様」 設楽さんの奥様と呼ぶ響きには未だにエロさを感じる私。 彼にキスされたのは捺さんに内緒。 「ついでに小腹が空いた何か作ってくれ。留奈」 「あ、はい・・・」 捺さんに頼まれると邪険には出来ず、寧ろ嬉しくなる。 喜んで、捺さん達にサンドイッチを作った。 ビジネスに関してはずぶの素人。 二人の会話には口を挟めなかった。 「サンドイッチ出来ました。食べて下さい、捺さん、設楽さん」 「少し休憩しましょう。社長」 「そうだな」 捺さんは私の作った卵サンドに頬張った。
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