(29)同窓会

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「もしかして…まだあのコト怒ってます?」 「・・・」 設楽さんの差すあのコトとはキスの件だ。 「設楽!!ちょっと」 「はい、只今」 設楽さんは私の反応を不敵に見つめて捺さんの元に戻った。 哲さんとは別の嫌悪感が溢れる。 でも、捺さんには無いオトナの落ち着いた雰囲気が濱部社長と重なった。 初恋の相手もお父さんだし、年の離れた男性に私は弱いかもしれない。 私は設楽さんから受け取ったお皿をシンクで洗った。 ___________ _______ ____
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