(エピローグ)完璧な愛

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病室には二人っきり。 「子供の名前は岳(ガク)と魁(カイ)でいいよな」 「うん」 俺は留奈のベットの脇の椅子に腰を下ろす。 留奈の白く小さな指に自分の指を絡め、そして手を握り締める。 肌を重ねなくても互いのキモチは手に取るように分かった。 俺と留奈は深い愛で結ばれているーーー・・・ でも、言葉を伝えるコトは忘れない。 「愛してるよ。留奈」 「捺さん・・・私も愛しています」 俺は命の尽きるその刹那まで留奈を愛しているーーー・・・      END
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