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翔太郎の住むマンションに着く。
402号室。鍵を開け、中に入る。
翔太郎が鍵を閉めた。
玄関のすぐ脇の部屋。
雪崩れ込むように部屋に入る。
ベッドの上に、押し倒された。
くちびるを塞がれる。
あたしは翔太郎の首に手を回した。
好き…。もう、どうにでもして。
熱い息が首筋を這う。
あたしのブラウスのボタンに翔太郎が手をかけたそのときだった。
ピーンポーン。
「ちょっとォ~、翔ちゃん帰ってるんでしょ~。荷物でふさがってて、鍵をバッグから出せないの、開けて~」
あたしたちの動きがピタッと止まった。
「母ちゃん? 何で?」
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