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-第三者視点-
暗い大きな洞窟の中に1人の少年が焚き火の前に座っていた
?「次はどこに行くかな」
少年は火の灯りを頼りに地図を見ていた
?「そろそろあそこに戻るのもありかもな」
少年は懐かしむように地図のある場所を見ていた
?「……俺を覚えてるやつが居るかどうかなんて分かんねえけどな」
少年は悲しそうな表情をしながら呟いていた。
?「……!?」
突然少年はその場から飛び離れ、何処からか出した刀を正面に向け軽く構え始めた。
そして数秒後、地鳴りが聞こえた
?「…………」
少年は焚き火の方を見続けている。
そして更に数秒後、突然地面が強く揺れ始めた
?「…………」
少年が先ほど座っていた場所に突然地面から岩が生えた
?「おいおい……こんなやつが住んでたのかよ……野営をする場所間違えたな」
少年は軽い構えから本格的に構え岩を見続けた
岩「ゴァァァァ!!!」ズドンッ
先程の岩から叫び声が聞こえた瞬間岩が飛び出し、洞窟ギリギリの大きさの岩のような体のドラゴンが現れた
?「めんどくせぇ……でもストーンドラゴンなら街に素材を売れば高く売れるな」
少年はドラゴンを見て笑みを浮かべた
?「悪いな……でもここに現れたのは運が無かったな」
少年はそう言いながら刀を鞘に収め、低く構えた
岩龍「ゴギャァァァァァァ!!」
ストーンドラゴンが少年の方へ突進してきた
?「喰らえ……朧月」
少年がそう呟いた瞬間に姿が消え、そしてドラゴンの後ろに構えたまま立っていた
岩龍「…………」
ストーンドラゴンは全く動かなくなり、その場で立っていた
?「……こんなもんか」
少年がそう呟き構えをといた瞬間、突然ストーンドラゴンの体がズレ、地面にバラバラに崩れていった
?「さてさてこいつを剥ぎ取って街に向かうとするか」
少年はストーンドラゴンの素材を取り、そして暗闇の中に消えていった
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