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ホームのど真ん中に立っていて背中に鞄を背負っているので、人とぶつかり、弾き出されるように、ホームの端の方へ押し出される。
背後からどん、と人が当たった。よろめく。駅のホーム、白線の近くだった。
危ないじゃないか、と思った。もちろん、口に出して文句を言ったり、相手を呼び止めるつもりはなかったが、さすがに相手を見た。
俊輔の目が、おや? という感じになった。
三メートルほど離れた場所、ホームの縁に少年が立っていた。背丈は自分と同じくらい。ややうつむき加減。脱色した金髪の前髪が目にかかり、表情は分からない。
目がとまった理由は、服装だった。
全身が白ずくめだった。上から下まで白い服を着ていた。白いズボン、白い靴、上着も白だった。服の形は詰め襟のついた学生服に似ている。
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