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「タダだから嫌々参加するんですもん。」
格好やその他モロモロは気に食わないがその価値観だけは自分と全く同じで同意してしまう。
「あ、もう戻らなきゃ。」
話し掛けて来ておいてあからさまな仕草で時計を見る。
「今度ゆっくりお話しましょ?」
去り際、ウィンクなぞして私に投げキスを寄越す。
その態度に唖然としながら無意識に頷いてしまった。
「バイバーイ」
と甲高い声だけ残し消える。
冗談じゃない。
テメエとなんか金輪際会うわけねえぞ。
席に戻り彼女の姿を探してみると、なんだかとてつもないイケメンと呑み交わしている。
イイ気なもんだ。
ボンヤリとそんなことを思っていると隣の細川が倒れ込んできた。
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