第1章

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A 「わぁ! ヒィ!?キャァァァァ――――…………」 絵理子が私を驚かそうとしたのか、木陰から飛び出て飛びついて来た。 柔道部員の私は両手で彼女を押し止め、条件反射で彼女の襟と伸ばされた腕を掴み、田んぼに向けて投げ飛ばす。 農家のおじさんに怒鳴られている絵理子を尻目に、私はその場を後にした。
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