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僕の方が あの高遠真紀の
となりを 一緒に歩く 度胸など
持ち合わせて無かったし 彼女にも
迷惑だろうと 思って 少し離れた
所を 歩いていたのだった。
校舎の裏まで 行く最中に 何度も
学校の 生徒達に
「高遠真紀さん 一緒に帰ろう。
」
とか
「キャー 高遠さーん 今日も
どこかの カフェに行こ。
」
とか 高遠真紀は そんなことを
言われ続けていたが 彼女は
にこやかに 一言
「今 用事があるから ごめんなさい」
と 優雅に 断って歩いて
行ったのだった。
こういうことを 少し離れて
見ていた僕は やっぱり 自分とは
違う次元の 人種なんだと 痛く
思い知らされた のだった。
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