1人が本棚に入れています
本棚に追加
そう 僕は夢中になって 本当は
助ける気は なかったが
「やめろー」
と 言ってしまっていた。
その凶悪そうな 生徒は
「なんだぁ お前は?」
と 喧嘩ごしで 言って来たので
「クソー」
と 言いながら 思いっきりタックル
したら 相手は見事に しりもちを
ついていた。
実は 僕は小さい頃に 護身術を
ちょっとだけ 習っていて
つい とっさに 体が動いて
いたのだった。
そうしているうちに
野次馬(やじうま)たちが 集まってきて
「高遠さん 大丈夫?」
とか
「何? この人たち。
大丈夫?高遠さん。
」
と 高遠真紀だけを 心配する
声が 男子と女子ともに
そう言って 集まって来たのだった。
最初のコメントを投稿しよう!