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そして後日、有希に呼び出され食堂に行くと、そこには工藤も一緒に俺を待っていた。
「仁木、久しぶりだな」
「久しぶり」
愛梨から工藤に、工藤から有希に情報は伝っているらしく、何を言おうかと考えあぐねる。
「愛梨、会いに来たんだろ」
「うん、会いに来た。……何か、ごめん」
「何で謝んの。謝られると惨めな気持ちになるんですけど」
そう言っても二年も付き合ってきた彼女、何も思わないわけではないだろう。
「愛梨が仁木に会いたいって、アピールしてくるから」
「っていうか、一色さんと伊織君、ピュア過ぎない?私、二人の気持ち聞いた時、ビックリしたもん……」
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