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「雅人、今度私の友達紹介してあげようか。あんた、見かけによらず一途だし、そのルックスならモテると思うよ」
「そうだな、有希の友達なら信頼できそう」
雪が降っている、ホワイトクリスマスだ。
「それにしても、有希もイブに彼氏と会えないって、残念だな」
「バイトだし仕方ないよね。明日会うのを楽しみにしてる」
高校の時の事、愛梨と別れた事、傷は癒え、良い思い出になるといいな。
深い絆で結ばれていた仁木と愛梨のこと、さすがにもう引き裂きたくない。
おめでとう、愛梨。
俺は時折見せる、愛梨の笑顔が好きだった。
もう泣かないで、ずっと笑っていてほしいな。
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