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「どうかした？」
私の行動に由香里が様子を覗ってくる。
「なんか誰かに見られているような気がしたんだけど、気のせいだったみたい」
「誰もうちらなんて見ないって。
周りを良く見て、私たちなんかより、うんと若くて可愛い子なんていっぱいいるんだから」
自分の事も入っているから由香里はハッキリとは言わないが、
ストレートに言うと“こんな年増なんて誰も見ない”って言いたいんだろう。
「分かってるって。
だから言ったでしょ、気のせいだったみたいだって」
そんなこと言われなくても私が一番分かっている。
３つ年下の間宮くんと付き合うようになって
前よりも年齢のことが気になってしまう。
若い時ならまだしも、
この歳で年下は色んな意味でやっぱりきつかったかなと、
ちょっと思ったり。
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