第1章  命がけの直談判

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なんのために私は来たの。 そう、大切な人たちを 守りたいからじゃない。   多くの人の、 生活と命がかかっているのよ。 このくらいのことで、 怯んでなんかいられない。 「そ、っちょくに言います。 父の、華村グループの持ち株を 返していただきたいのです!」 「……お前トシは?」 検討外れの答えにためらいつつ、 「はっ? じゅ、18ですけどそれが……」 それがなにか、という言葉は 強い力に遮られ、 声も出ない私は 軽々とベッドに臥され。
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