第1章  命がけの直談判

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「……な、何でもします!」 「ああ?」 「何でも、こ、これ以外なら 何でもしますから! お掃除でもお料理でも何でも! だからだからどいて下さいお願いです」 「何でも、……」 灰島様が少し動きを止めた隙に 素早く体を起こしました。 ヒイイイ怖い 今も等しく怖い! 「そうだな……。掃除と料理は正直助かる」 なんと光明、言ってみるものです! 灰島さんは煙草を取りだし 吸い始めました。 が、急に気だるげに頭を押さえる。 「あの、どうか? もしかして頭痛持ちなのですか?」 まぁな。と忌々しく吐き捨てると また煙草に手を伸ばす。 とっさに私は、 「頭が痛い時に煙草なんて。 よけい酷くするだけですよ」
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