第1章  命がけの直談判

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どうしよう。 とうとうここまできてしまいました。   『灰島』と書かれた表札は マンションに相応しい簡略なものながら、 そこはかとなく漂ってくる ものものしい雰囲気。 気圧されて、   なかなかチャイムが押せません。 私は何度目かの深呼吸をしました。……
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