第2章  条件

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私は彼の膝下部分を   手刀でポーンと叩きました。 こうされると普通は 足が跳ね返ってくるのです。 ですが、ああ、思った通り。 彼の足はしんとしたまま 何の反応も示しません。 「脚気ですね」 「は?」 「ビタミンB1が 著しく低下しているのでしょう」 「ああ?」
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