第2章  条件

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「……ほおお……?」 彼もカウンターに アラレのない格好で座ったまま、 おもむろに腕を組みました。 「面白い。   が、こちらからも条件がある」 な、何でしょう。 彼がニヤッと嫌な笑い方をする。 「お前の目的が達成するまで、 お前にはここで俺と暮らしてもらう」 「え……は?」 「あと滞在中は白ワンピ必着。 拒否権はねえ」 「なっ」 何を言い出すの、この方は。 一緒に暮らす? この人と私が? ……ご冗談でしょう。 「嫌ならいい。 ほんじゃ株の話は なかったというコトで」
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