第30章 ある一つの決着
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「はは……、二人には本当に申し訳無かったし、お世話になったね。改めて礼を言わせて貰うよ」 「それ位、どうって事ないですよ。あ、美子姉さんに知らせてこないと!」 「あ、それからお父さんと秀明義兄さんにも連絡しなくちゃ!」 そんな風に途端に賑やかになった客間で、美実と淳は苦笑した顔を見合わせながら、心の中で安堵していた。
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