22人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
すると彼女が
「そこ真っ直ぐ行ったら出れるよ」
言われたとおりよく前方を見ると森がきれるようだ。男は真っ直ぐ出口に向かう。
そして
森から出て
「っ!!!!」
男はブレーキを力いっぱい踏む。
車は止まった。崖の目の前で。前輪は半分落ち掛けている。
少し車をバックし、男が彼女に文句を言った。
「危ないだろ!もう少しで俺達死ぬところだったんだぞ!!」
「・・・・・・・・・・・」
返事がない。後部座席を見ると彼女は寝ていた。
え・・・?
男が混乱していると車の窓が突然外から叩かれた。窓を見る。誰もいない。すると車の外から
『チッ・・・落チレバ良カッタノニ・・・』
さて、どうだったろうか?あの声は死者が自分達が死んだ場所へ誘うための案内だったのだろうか?君も似たようなことが起きたら気を付けた方が良い。それは本当に知ってる声だろうか?死者の呼ぶ声かも知れないのだから・・・
次の話に行こう。君はこんな話を知っているだろうか?これは友達の友達から聞いたのだが・・・
最初のコメントを投稿しよう!