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『俺も行く!』
と、駄々をこねていたこたをなだめて、俺は一人、yamaさんのマンションへ向かった。
まだ、俺の私物だけでは2時間回せるだけのレコードは持っていないから、yamaさんに借りるしかない。
クラブは入る時間の3時間ほど前にマンションのチャイムを鳴らした。
チャンスがあれば、ここで話してしまおうか、と思っていたが、部屋のドアを開けたのは、知らない人だった。
「あー、REN?」
目の前には、俺よりだいぶ背が低く、色が白い、何より、ものすごく綺麗な顔をした男の人がドアを開けている。
「はい。えーっと…」
俺が戸惑っていると、
「yamaさん、中だよ。」
といって、俺を促した。
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