679人が本棚に入れています
本棚に追加
/520ページ
視線が吸い寄せられるってのは、つまりこういうこと、というのがよくわかる。
絶対に来るなと何度も念を押していたにも関わらず、こたは、クラブにいた。
一般客として、普通にフロアでフラフラしていた。
バレないとでも思っているんだろうか?
DJブースに立った瞬間、気がついた。
まったく、俺を信用していないのか、心配性なのか…
それでも、こたの姿を見た瞬間、どっかの少女まんがのように、胸がキュンとなり、自然と口角が上がった。
さらには、龍さんの選曲のおかげで、今までで一番アグレッシブなプレイができた。
「はい、おーわり。」
隣に龍さんが来るまで、1時間経っていたことに気がつかなかったほどだ。
最初のコメントを投稿しよう!