交わる

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そう言って、いたずらっ子のように笑うyamaさん。 少しだけ…いや、だいぶショックだ。 俺が言うのも何だが、裏切られたような、悔しいような。 モヤっとした気分だ。 そんな俺のモヤモヤなんてお見通しのyamaさんは、煙を吐き出した後、 「知ってるか?俺、割とモテてさ。」 と言う。 そんなん、当たり前だろ! と突っ込みたいが我慢する。 「普段は適当に遊んで、数年に一度くらいの割合で、結構マジなやつに好かれたりするんだよな。 で、今回は、龍らしい。」 へ…? 「龍って…」 俺、アホな顔してないか…? 「さっきまでここにいた、龍だよ。 先週初めて一緒にやったんだけどさ、結構強引に迫られて関係持ったら、今週には荷物持ってやってきた。」
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