交わる

20/23
前へ
/520ページ
次へ
「言っただろ。タイミングだって。 うますぎるくらいのタイミングだけどな。 あいつ、俺が好きなのは蓮斗だ、ってくらいじゃ、全然諦めそうにないからさ。少し、付き合ってみるわ。 暇つぶしにもなるだろ。」 yamaさんは、暇つぶしなんて言ってるけど、きっと龍さんはそんなつもりじゃないし、きっとyamaさんもすぐに本気になりそうだ。 都合のいい想像かもしれないけど、目の前で笑っているyamaさんを見ると、ただの想像で終わらない気がする。 「って訳で、また、近々、イベントの日程知らせるから。」 話はこれで終わり!とでも言うように、タバコを地面に落とし、足で踏みつける。 そして、 「あいつ、そわそわして待ってるんじゃねーの?」 と、こたの方を顎でさす。
/520ページ

最初のコメントを投稿しよう!

683人が本棚に入れています
本棚に追加