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今目の前に健斗がいる。
隣にはこた。
「まぁ、兄貴がこたにキスしてるの見たときは、正直ビビったけどね。なんていうか、全てがつながった。なるほどなってね。
あれからいろいろ考えたよ。
でも、考えても仕方ないし、兄貴からなんか言ってきたら力になろうと思ってたら、こたからSOSがきてさ。」
ごくごく普通のテンションで、何でもないように話し出す健斗。
俺が話がしたいと健斗に連絡した時も、『じゃ、週末』って返事が来た時には、正直、こけそうになった。
まぁ、健斗らしいと言えば健斗らしい。
「で、上手くいったわけ?」
再び、何でもないような顔で話し出す健斗。
上手くいった…って、何のことを言っているんだろう…
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