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どうやら、俺もこたも同じことを考えていたようで、恥ずかしくて俯く…
と、頭の上から大きなため息が。
「あのねぇ、悪いけど、兄貴やこたのそっちの事情には、一切俺を巻き込まないで。聞きたくもないし。ちらりとも表に出さないで。
俺はただ、この前、こたが狂ったように、兄貴と連絡が取れないって焦りまくってたから、ちゃんと仲直りしたのか、ってのが聞きたいだけだから。」
あ、そりゃ、そうだろうね。
そっち関係を、健斗が聞いてくることはないよな…
「わ…悪い…あ…あはははーぁ…」
健斗が大きなため息をつく。
「まぁ、その様子なら、仲直りして、前のように一緒にいられるようになったんでしょ。
なら、いいよ。
それ以外のことはどうのこうの言わないから。」
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