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なんだ、この、健斗の全てを悟っちゃってる雰囲気は?
「お前、気持ち悪くないの?俺たちのこと…」
思わず聞いてしまった。
「は?別に。ただ、家族のそういうことは、あまり知りたくはない。その程度。
多分兄貴は男同士だとか、兄弟だからとか、そういうの気にしてると思うけど、俺は、それで気持ち悪いと思うことはないよ。ってか、ぶっちゃけ、俺、そこまで他人に興味ないしね。」
他人ではないけれど…
「お前、達観してんな…」
「そりゃどーも。」
いや、褒めてるわけじゃなくて…あ、褒めてるのか?
健斗と話していると、何が何だかわからないなってくる。
俺は一体何を悩んで逃げ回っていたのか…
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