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「とはいえ、両親に話すのはまだやめた方がいいんじゃない。全てを正直に話すことが善とは限らない。タイミングとか考えないとね。」
「そーだな。」
「まー、こたにも言ったけどさ、孫は俺に任せてもらっていいから。」
健斗がそう言うと、それまで黙っていたこたが、ふと、口を開いた。
「健斗、前もそんなこと言ったけど、もしかして、彼女とかいるの?」
おぉ、そう言えば、健斗のそう言う話は、聞いたことないな。
「まぁ…上手くいくかはわからないってか、上手くいかない確率の方が高いけど、いいな、と思う人はいるから。」
え!そんな人いたのか!!
「えー!誰?誰?」
こたが大騒ぎしている。
俺も興味津々だ。
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